5日付の朝刊も1面の扱いが見事に分かれて、おもしろいといってはなんだが、興味深いものであった。
朝日と読売は「小沢氏不起訴」、毎日と産経は「朝青龍引退」をトップにした。
これはそれぞれの編集判断だから、いずれもどうしてそういう扱いをしたか、その根拠は分かる。
小沢氏の不起訴は前日から伝わっており、東京地検が発表しても驚きはなかった。それに比べて、朝青龍の引退はあの暴行事件で一気にここまでいったかという「新鮮なニュース」ではある。
政治ニュースの重みを重視するか、あっという驚きをとるか。編集責任者は悩んだろうと推察する。
これは紙面づくりの「好み」の問題でもあるのだが、おまえならどうすると問われれば、文句なく「小沢氏不起訴」をトップに持っていく。
これはいやおうもなくしみついた感覚による。そういう扱いでないと、新聞の「格」にかかわると思うからだ。
小沢氏不起訴は今後の政治展開をさらに複雑にさせ、場合によっては、政界再々編の糸口になるかもしれない。
朝青龍引退はたしかに驚いたのだが、この重大な政治ニュースを押しのけていいほどの話とは思えない。「あの朝青龍」がしでかした不始末の結果なのだ。
新聞は生き物であって、短時間のうちに記事の扱いを決めなくてはならない。それが積み重なって、その新聞の評価となっていくのだ。


by hanasan
「小沢」か「朝青龍」か